2007/04/02

Mercy Ministries


                                                   
今は子供の虐待についてのニュースが後を絶えない。
子供たちが虐待の犠牲になって、成長してからもその深い傷の影響で破綻した生活を送らざるを得ない事が多く、精神を病み、薬物中毒、リストカット、引きこもり、売春、犯罪に走ってしまう。

Mercy Ministriesとは虐待やレイプや薬物中毒などによって心や体に傷を負って生活が破綻してしまった女の子たちを一時的に保護し、神さまの愛よって傷を癒し、そして社会で幸せに生きることができるように援助するというもの。

詳しくはHP見てね。(英語です)
http://mercyministries.org/
VIEDOもあります。
http://mercyministries.org/IntroVideo.html

Mercy Ministriesをはじめたナンシーアルコーンは当初政府による更生施設で働いていた。そこでは飴と鞭を使い分け、現代の心理学に基づいて、更生をはかろうとするものだった。

しかし一時的に表面の行動は変わったとしても、釈放された後は再び同じことを繰り返してしまう。しかも心理学者は、「あなたは小さいころから親に虐待を受けて育ちました。あなたの親もまた、虐待を受けて育ったのです。ですからあなたは自分の子供を虐待してしまう可能性が非常に高い。」と彼らを励ますのではなく、傷ついた心にとどめを刺さんばかりのことを言い続けていた。

そこには希望ではなく、絶望しかなかった。 ナンシーは更生施設での苦い経験から、人間は内面から変わることがない限り、自分の行動を変えることはできないと確信していた。

けれどイエスはすべてを理解することができる。
愛と憐れみによって傷を癒し、内面から造り変え、新しい心を与えてくれる。
そして親から子へと続く罪の連鎖を断ち切ってくれる。

イエスに導かれながらナンシーはMercy Ministries の活動を始めた。

その成果は目を見張るばかりだった。 驚くほどの速さで、女の子たちの傷が癒され、イエスによって内面から作り変えられ、生まれ変わることができた。生まれ変わることのできた喜びが彼女たちを満たしていた。

「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った。見よ、すべてが新しくなったのである。」(Ⅱコリント5:17)


再び社会に戻り、その後も幸せな結婚をする人、マーシーに戻って、今度は立場を変えて、傷ついた女の子たちが癒されるために働くようになる人もいるという。

さらに、彼女たちを養い、保護するための施設や備品は使い古したもの、汚いものであってはならないとナンシーは言っている。

建物や家具は見た目もきれいで、美しく、自分がまるで大切な家族の一員だと思えるような『家』でなければならないと。そのために莫大な費用がかかるけど、Mercy Ministriesはすべて無料で行われ、活動は奇跡的にもただ献金のみによって支えられている。そんなことでやっていけるのかと思うかもしれない。でも今じゃアメリカのみならず、世界の各地にMercy Ministriesの施設が建設され、成果をあげている。

一体どうやって運営されているんだろう??

ナンシーはMercy Ministriesにあてられた献金による収入の10分の1を毎回「必ず」さらに献金するように神さまに語れたという。そうするかぎりこの活動は絶対に破綻することはないと。

仕事も、才能も、お給料も、すべては神さまからの贈り物。毎月、毎月、神さまからいただいたものの10分の1を神さまにきちんと返していくこと。そうしていくかぎり、いざというときもお金に困ることはなく、経済的にも繁栄するという。

「十分の一の捧げ物をすべて倉に運び、わたしの家に食物があるようにせよ。これによって、わたしを試してみよと万軍の主は言われる。必ず、わたしはあなたたちのために天の窓を開き、祝福を限りなく注ぐであろう。諸国の民はあなたたちを幸せな者と呼ぶ。」(マラキ3・10~)


神さまにいただいたものを、神さまにきちんと返していくかぎり、神さまはそれぞれの仕事で成功し、栄えるようにと私たちを祝福してくれる。

神さまの支えによって人間の努力だけでは決してできないような大きなことを成し遂げることができる。 Mercy Ministriesはその素晴らしい例であり、その活動は超自然的な方法で運営されているといっても過言ではないかもしない。

Rodさんが傷ついた女の子を保護する施設について時々話すことがあったけど、Jesus Life Houseの活動の一環としてMercy Ministriesを始動するために着々と準備がすすんでいるみたいだ。

お金もだいぶたまり、今は素晴らしい「家」が見つかり、そしてMercy Ministriesのために働く人が整えられるように、そしてこの日本で神さまの癒しを必要としている人々のために祈った。その時にこんなことを思った。

イエスは人を救うために、捕われ人を自由にするために どれだけ傷ついてきたのだろう。

けれど死をも滅ぼして復活するほどの圧倒的な強さを持っている。私たちのゆるぎない砦。

親殺し、子殺し、兄弟殺し、さらに堕胎・・・
カインの罪が横行し、死の霊が覆うこの現代の闇。

「死の影の地に住む民は大きな光を見、死の影の地に住む者に光が刺し込んだ。」

イースターの前のこの時期はイエスの受難を黙想し、犠牲をささげる期間。私の選ぶ断食はこれ。

「葦のように頭を垂れ、粗布を敷き、灰をまくこと
それを、お前は断食と呼び、
主に喜ばれる日と呼ぶのか。

わたしの選ぶ断食とはこれではないか。

悪による束縛を絶ち、
くびきの結び目をほどいて 虐げられた人を解放し、
くびきをことごとく折ること。

更に飢えた人にあなたのパンを裂き与え
さまよう貧しい人を家に招き入れ、
裸の人に会えば衣を着せかけ
同胞に助けを惜しまないこと。

そうすれば、あなたの光は曙のように刺し出で
あなたの傷は速やかにいやされる。
あなたの正義があなたを先導し
主の栄光があなたのしんがりを守る。

あなたが呼べば主は答え
あなたが叫べば 「わたしはここにいる」と言われる。」

(イザヤ58:5~9)

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